[房総焼きそば放浪記]木更津の港に来たら富士見亭
こんにちは。久しぶりに焼きそばブログなど書いてみます。
このまえ木更津の港の方に行く用事があって、港の公園にある「富士見亭」で焼きそばランチをいただいてきましたので、その記録です。
富士見亭のある鳥居崎海浜公園は、昔は木更津〜川崎を結ぶフェリー乗り場がすぐ近くにあって賑やかなところでした。フェリーが明石家さんまと大竹しのぶのドラマ、男女7人夏物語の舞台になったのは、木更津市民の密かな自慢です(男女7人のドラマ、木更津で撮影したワケじゃないみたいですが、さんま演じる主人公が木更津在住でフェリーで通勤?してる設定だった)。
今は跡形も無くなりましたが、公園内には市民プールもあって、ワタシもガキの頃、プールで遊んだ帰りにここで焼きそばを食べた・・・記憶は無いのですが(あまり買い食いしないタイプの少年だった)、木更津の港の風景の一部として定着しているお店です。
このタイプのお店、一見してやってるか?やってないか?わかりかねるのですが、「焼きそば」のノボリも出ていたので、ガラガラと引き戸の入口を入ってみることに。
11時45分ほどの入店で店内には誰も居ないようでしたが、鉄板の前でオバサンが忙しく焼きそばを焼いております。メニューは焼きそばの並と大盛の2つだけのようだったので大盛を注文してしばらく待機。
待つ間もオバサンせわしなく「あー忙しいー忙しいー」と言いながら絶え間なく焼き続けております。後から常連らしきオジサンが入店してきますが「ゴメンー待つけどいい?」、電話がかかってきたら「すいませーん、今いっぱいだから」とのテンパりまくりの応対(ワタシの時には「待つけどいいか」とは言われなかったけど……)。その後、何人かの来店客、電話での問い合わせなど来ていましたが、「ゴメンー!今日はいっぱいだから無理ー」と、ついに潔くお断りを入るオバサン。
どうやら近隣で働く方々が昼飯前に予約を入れているようで、この日は「木更津から転勤になっちゃったけど、久々にこっちにきたので懐かしくて・・・」という工事関係?と思わしき方々が大量の予約注文を入れていたようでした。オバサンも「いつもはヒマなのに、なんで今日はこんなに忙しいんだろ?」と言っておりました。
いつ食べられるのか、ヒヤヒヤしながら待っていましたが、30分程で焼きそばとご対面。思ったより待ちませんでした。でもまあ、本来なら待ち時間に店内の写真などを撮ったりするところですが、オバサンのテンパり具合に気圧されて、じーっと待機していたので、写真はこれだけです。
写真の見た目以上にボリュームあって、大盛500円でお腹いっぱいです。キャベツとモヤシと小間切れ豚の具材で、栄養満点とはいきませんが上出来です。房総焼きそばは麺がストレートの乾麺だったりという特長がありますが、こちらの焼きそばはそういったタイプでなく、オーソドックスな屋台の焼きそば、といった感じで、万人受けするお味でしょうか。満足しました。この日は奇跡的に大盛況だったみたいなので、また今度ゆっくり食レポしてみたいと思います。
こちらは富士見亭の近く、木更津港に鎮座する中の島大橋です。昔はこの橋の下をフェリーが通る必要があるので、この高さになったというわけです。「日本一の高さの歩道橋」らしく、男女7人と並んで、木更津市民の密かな自慢です。木更津港側から大橋を渡って対岸の中の島には潮干狩り場がありまして、只今シーズン真っ最中。よかったら「潮干狩りからの帰りに富士見亭で焼きそば」の木更津観光のゴールデンプランを堪能してみてはどうでしょうか。お待ちしております。