2019-12-23

[房総焼きそば放浪記]平山・志保沢商店の巻

焼きそば(ソーセジトッピングと海苔かけ放題)

先のブログ投稿で、突如「焼きそば系サイクリスト」宣言をしてしまったワタシ。早速、経験値獲得のために地元・房総の焼きそば専門店をひとつ攻攻略してきました。
今回のターゲットはJR久留里線・平山駅前の志保沢商店。国道410号沿い平山駅入り口にある同店。何度も前を通っていて、その独特のたたずまいは前から気になっていたのです。もろもろネット情報など下調べしてみても、随分前から居を構える、その筋では有名なお店のようです。
この日はちょうど、木更津に戻ってきてから自転車の整備などお願いしているカヤギサイクルさんの月例サイクリング会で、志保沢商店近くの久留里城まで行く、というので会に参加の後、久留里で離脱してお店を目指しました。カヤギサイクル店主の茅木さん、房総の道からグルメから精通していて、地元の焼きそばにも造詣が深い。他にも魅力的なイメージの膨らむ焼きそば店を紹介してもらったので、後日攻略に向かいたいところです。

カヤギサイクルの月例サイクリングで訪れた久留里城天守閣(鉄筋コンクリート造)から下界を見下ろす。
久留里城から5分〜10分、国道410号沿い。手前側の入口は持ち帰り注文専用。店内飲食はドのれんの掛かっている道路側入口から入る。

さて。10時開店という同店。10時5分ほどに店のトビラをくぐったところ、まだ女将さんは厨房で準備中。着席してセルフサービスのお茶をすすりながら待ちます。ネットのレビューによれば「地元の常連さんが持ち帰り用に次々やってきて、店内着席は場合によって待たされる」とあったのですが、さすがに開店と同時タイミングで入店するのはなかなかレアケースのようでした。女将さんも「こんな時間にもう来たの?」といった感じで、ビックリさせてしまいました。恐縮。
ほどなく女将さんの準備ととのって、メニューの説明などしていただきます。キャベツ具のプレーンなのを基本にして、トッピングでソーセージ(+100円)、肉(+120円)が選べるようです。メニューはこれだけですが、盛り具合は量に応じて8段階。一番少ないのは「子供向け」なボリュームとのこと。よほどの小盛と想像つくので、じゃあ、真ん中の四番目くらいが大人男子にはちょうど良いのかな?と思うところ。しかし女将さんからは子供向けの次、少ない方から二番目の盛りをお薦めされました。「足りるのかな???」と少々不安になりつつも、出てきたお皿が冒頭写真の山盛り焼きそばなのです。。。ソーセジトッピングして680円。逆に「食い切れるか???」の不安を感じてしまう。。。下から二番目でコレだから、一番大盛りのMAX八段階目はどれほどの盛りになるのか。。。持ち帰って家族で取り分けて食べる用なのでしょうか。

メニュー、というかボリューム分類表。

ひとくち食べてみると、ちょっとクタっとした麺に甘酸っぱい感じのソース味が馴染んでおります。屋台の焼きそばでラードの香ばしい香りを嗅ぎながら・・・とはちがうジャンルで、なんとも懐かしい感じのお味。どこかで食べたこの味、思い出してみると、その味はペヤングソース焼きそばなのでした。四角いペヤングは永らく食べていないのですが、ソースと麺がサラッと絡み合ってサッパリ、スルスルといくらでも食べられる感じ、良い意味でワタシの中の「ペヤング」なのでした。懐かしくB級で、美味い。トッピングに追加したソーセージ、細かい輪切り状態で出てくるのは意外でしたが、魚肉ソーセージぽくて、よりB級グルメ感が増して良い感じです。ボリューム山盛りにされて運ばれてきた時は不安になりましたが、気がつけばあっという間にペロリ完食。またサイクリングの途中に、食べに寄りたいものです。
食べ終わって、女将さんとしばし談笑。こちらのお店、いまの女将さんが何代目かは聞き忘れましたが、なんと!80年ほど続いているんだとか。パートさんと4人くらいで営業していた時代もあったそうですが、最近は女将さんひとりでお店をやるのも大変になってきて、お昼過ぎには閉店することにしているんだとか。「せっかく来てくれた人たちに申し訳ないんだけどねぇ」と言っておりましたが、営業時間短縮しても、末永く続いてもらいたいものです。

サイクリストだけでなくローカル線好きテッチャンにもお薦めです。

サイクリスト諸氏にもファンは多いようで、遠くから自転車で食べに来る人もいるんだとか。房総サインリングの折、焼きそば系サイクリストを目指すみなさん(そんな人がいるかどうかは知らない)には是非とも寄って頂きたい、JR久留里線・平山駅徒歩0分、志保沢商店でした。女将さんも話し好きでステキな人です。

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