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2020-11-27

[房総焼きそば放浪記]茂原の新旧店探訪の巻

先日、東京の自転車友達に久々再会しまして「房総焼きそばサイクリングツアー行ってみたい」とリクエストをいただきました。
しかし我が地元(木更津・袖ケ浦・君津)の狭いエリアをグルッとまわるだけではサイクリングとして物足りなそう。。。ということで、房総焼きそばのニューフロンティアを求めて、愛機ポケットロケット号で調査へ向かいました。

目的地までの道すがら、長南町にある長福寿寺におわす金運アップのシンボル、金の象の像、吉ゾウくん。

もりたや(茂原)

房総半島の真ん中ちょい東、茂原にも焼きそばカルチャーがあるようで、2軒の焼きそば専門店が検索ヒットしました。
中でも「もりたや」はかなりの老舗、地元に根付いた昔ながらの焼きそば屋さんのようで、期待が広がります。焼きそばツアーのリクエストもらったのも偶然「守田さん」なので、これは外せないでしょう。喜び勇んで現地まで行ってみると・・・

ガーーーン。。。

「本日は閉店しました」と札がでていますが、永遠に閉店なのでは、、、と思わせる雰囲気。。。真っ黒に変色した食品サンプルのディスプレイが時の流れを物語る。。。
後から調べてみたところ、グルメサイトのレビューは2019年の12月にRettyに投稿されたモノが一番最近のようで、現在も営業していて偶然の休業日だったのか、本当に閉店してしまったのか、判断に迷うところです。創業50年以上のお店みたいなので、心配になる要素はいろいろありますが、いずれまた再訪して確認してみたいところ。ちなみに真っ黒な食品サンプルは前からそんな状態みたいで、閉店によって放置されたわけではなさそうです。

まるやま(茂原)

もりたや休業?閉店?のショックを払拭すべく、もう一軒の専門店「まるやま」へ。もりたやは茂原駅前で古くから営業している風ですが、まるやまは駅から少し離れた街道筋にある新しいお店でした。ご主人も30代?と思わしき若手。夜にはゆっくりお酒も飲めそうなお店っぽい。田舎の焼きそば専門店といったら、お昼の数時間だけ開店しているところが多い中、これは案外ニューウェイブなスタイルと言って良いかもしれません。

さて、こちらのお店、正式な店名は「生麺焼きそば まるやま」。駅前のもりたやも「生麺」を特徴にしていましたが、茂原ご当地の特徴は「生麺」なのでしょうか。木更津方面では「乾麺」が多いので、房総焼きそばも地域差があるようです。

まるやまでは定番ソース味と、ニューウェイブ?の出汁醤油味が2本柱のようです。他にもカレーソース味や辛口醤油味などの変化球もあります。老舗専門店はソース味一本勝負が多いところ、若手店主の攻め姿勢を感じますね。
定番のソース味に魅力を感じつつ「持ち帰り不可・店内のみの提供」と書かれていた「出汁醤油オススメ焼きそば」をチョイス。焼きそばのトッピングとしては珍しい、味玉と大ぶりのお肉がついてきました。

「魚介天然出汁と秘伝の醤油タレで旨味強く後味の良い一皿!」という謳い文句の通り、アッサリとしつつ旨味があって、ボリューム満点ながらスルスルっと食べられてしまう一品でした。
次回は定番のソース味を食べてみたいところですが、ソース味の場合はトッピングには味玉でなく、定番の目玉焼きの黄身を崩して、そばのソースと絡め合いながら食うのが良いかなー、と思いますが目玉焼きのトッピング無いのが少々残念かもしれません(個人の感想)。
茂原焼きそばの伝統?を引き継ぐニューウェイブ。このエリアに来たら、また寄りたいところです。

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