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2020-09-23

[自転車記]あぶくま洞ヒルクライム参戦記

先日9月20日、福島県は田村市まで遠征して、自転車大会「あぶくま洞ヒルクライム」に参加してきました。
あぶくま洞ヒルクライム、昨年は参加できませんでしたが、一昨年の第1回大会に続いて二度目の参加です。各地の自転車ヒルクライム大会、メジャーなものだと数千人規模のものがたくさんありますが、数百人規模で非常にこぢんまりしていつつも、開催地の人たちの熱意がよく伝わってくる、ステキな大会なのです。コロナ禍ということで制限もあって大変だったようですが、そんな中でも変わらぬ地元のみなさんの応援やら、たくさんのお土産をいただいて大満足でありました。

毎年応援に来てくれているという地域のじいさま&ばあさま(標語がナイス)

もともと、大会を仕切っている Link TOHOKU が実業団チームを結成して活動していた時に、チームジャージのデザインを協力させてもらったり、そんなご縁もありますが、ワタシ自身、山形(母方)と千葉(父型)のハーフですし、震災があってからボランティアなどにも参加しましたし、できるかぎり東北地方に足を運んでみたいなーという気分もあって、「東北」に親近感を感じてしまうのですねー。。。そんなわけで Link TOHOKU の大会は「東北に遊びに行くきっかけづくり」という点からも、参加したいなーと思っているのです。
しかしまあ、ここのところ Link TOHOKU の大会、参加者のレベルが急騰していて、ツール・ド・かつらおという大会などは上級者クラスにプロ選手が多数参加するほどですが、あぶくま洞ヒルクライムは、まだ牧歌的な暖かさがあるのでワタシのようなデブの貧脚エンジョイ派でも安心して(?)参加できるので良いのです。

レース後の表彰式 総合優勝の岡選手にはボクシング的チャンピオンベルトが

そしてこの大会の面白いところは、同じ峠のピークを目指して、南側から登る第1ステージと北側から登る第2ステージの2本立てになっていたり、通常だと年齢別でクラス分けするところをボクシングよろしく、ライト級やヘビー級など細かな体重別クラス分けになっていたり、ガチガチに競う以外でも楽しめる工夫が凝らしてあるところですね。まぁ、そうは言いつつ、ヘビー級クラスに現役トップ競輪選手の小嶋敬二選手がゲスト参戦していたり、レースで優勝したのはJ-proツアーに参戦しているイナーメ信濃山形の選手だったり、ガチで競っているレベルも充分に凄いことになってましたが。。。
ワタシの場合、体重別クラスでエントリーしてもビリの方の成績に沈むことは明らか。まぁ、上位の成績は望むものでは無いにしても、屈辱感に打ちのめされて帰ってくるのもナンだなー、ということで、今回は都合よく設定された「コスプレクラス」でエントリーしました。

以前に別の自転車大会に参加するのにノリで買ってしまった(若さ故の過ち)シャア大佐の衣装も、たまには着てやらないとねー。。。おかげさまで、「写真撮ってもいいですか?」と声掛けてもらったり、レース中も沿道から「シャアー!」と応援をいただいたり、同じコスプレ部門に参加していた青年と仲良くなったり、キツいヒルクライムのレースを面白おかしく楽しむことができました。

ペプシマン様と会場MC担当のうしさん(アマビエスタイル)

しかし自分でコスプレ部門参加しておいて言うのもナンですが、Uber EATSのコスプレ(例のカバンを背負っただけだが)がいたり、全身テカテカのペプシマンがいたり、いろんな方がいらっしゃいますな。キクミミさんみたいにコスプレしながらも驚異的に速い人もたくさんでした。そしてワタシはコスプレ部門でもビリの方なのでありました。。。まぁ、楽しめたので気にしません。
それにしてもミニベロ、というか通常のロードバイクじゃない自転車で参加してたの、ワタシだけだったかも。「ロードバイク以外」の参加カテゴリーがあったら問答無用でぶっちぎりの優勝でした。次回はそんな部門の創設をお願いしたいところです。。。

そして、レース終了後には会場になっている、あぶくま洞鍾乳洞を見学(なんと、ヒルクライムの完走賞で鍾乳洞の入場券がもらえるのです)。いやー、鍾乳洞はいつ見てもスゴイ光景で気分上がります。コロナの影響で入場可能エリアが制限されてしまっていたのが残念でしたが、来年はまた隅々まで見学したいものです。
いろいろ難しいご時世の中、大会を開催いただいて、さらには変わらぬステキなおもてなしをいただいて、感謝感謝でありました。また行こう、福島。

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