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2020-10-27

[自転車記]FERRO Mari e Monti !! 鉄! 海! 山!

先の週末は久々にスッキリ晴れて最高の天気、まさに行楽日和でした。ワタシはといえば、鋸山の麓、東京湾フェリーの発着地でもお馴染み、房総南部・金谷で開催された自転車イベント、FERRO Mari e Monti に参加してきました。

FERRO Mari e Monti(フェッロ・マリ・エ・モンティ)というタイトルはイタリア語で、 FERRO=鉄 Mari=海 Monti=山 の意味だそうで、その名の通り「鉄製の古き良き時代の自転車で、房総の海と山を堪能しつつ走る」ビンテージ自転車の祭典です。

クルマでもビンテージカーのフェスティバルなんかがあって、俳優の堺マチャアキさんがキレイにレストアされた古いクルマでドライブしてる映像を見たことありますが、自転車にも同様のビンテージ愛好のジャンルがあるんですね。

正直、自分はビンテージ方面は詳しくなくて、このイベントの存在もよく知らなかった(今回で第6回開催となる、その筋ではお馴染みのイベントだそう)のですが、きっかけとなったのは昨年偶然見たNHKのニュースでした。

2019年11月8日放送 NHKニュースウォッチ9(写真クリックで記事リンクへ)

昨年は房総南部で台風の被害が著しく、イベント開催が危ぶまれたそうですが、そんな中でも主催者であるマルコ・ファバッロさんや地元の方々が開催に向けて奔走している姿が、ニュースの特集でとりあげられていたのです。

マルコさんは長く日本に暮らしているイタリアンで、日本のことも良く理解しつつ、自転車文化の本場・ヨーロッパのアイデンティティをもって、自転車メディアでコラム連載したりテレビ解説したり、自転車界ではお馴染みの方なのですが、そんな有名人がワタシの地元でもある千葉を元気づけようとしてくれているのが率直に有り難かったのです。昨年の今頃は、観光自粛モードで「被災地」の千葉に遊びに来る人は激減していましたから。。。

今年はまた違った形で自粛モードに覆われてますが、無事にイベント開催となったと聞いて、ビンテージ自転車など持っていないのにエントリー。参加要項を見ると「一部の愛好家だけでなく、多くの人に参加してもらいたい」ということで、「新しい時代の自転車でも、ウェアを古い時代っぽいスタイルにするとかだったらOK」という感じで、参加ハードルを今回から下げてみた、とのこと。。。良かった良かったー。ワタシも愛機Bike Friday号(一応、鉄製)と、20年前のプロチーム、USポスタルのレプリカジャージ(微妙~~~にビンテージ)をメルカリでゲットして、参加しました。

あんまりイイ塩梅に撮れた写真じゃないけど、ところどころの模様を見てみようー。

スタート会場の鋸山美術館
マルコさんに出走スタンプを押してもらってスタート
第1エイドの大山千枚田
大山千枚田のお米製おにぎり、などなどをいただく
鹿野山の激坂ルート秋元口を登って九十九谷展望台のマンマミーヤビュー
第2エイドのマー牧
マー牧製のお菓子やチーズやハムをセルフではさんでのサンドイッチをいただく
第3エイドの富津岬
海と鉄自転車(エイドの食事は鰺フライサンド)
最終エイドのカフェ・グローブ
辺鄙すぎる海沿いの森の中にオシャレすぎるカフェがーーー!
カフェグローブのベントーボックスと100%にんじんジュースが五臓六腑にしみわたる
ロングコース約108キロを制限時間ギリギリでゴールして夕焼けの中でマルコさんと記念撮影してもらう
会場でディプレイされていた(試乗もできる)100年前?のホンモノビンテージ自転車
スタイルが完璧すぎる自転車紳士諸氏
参加賞のお土産に金谷のお菓子工房・見波亭の鋸山バウムクーヘンをいただて至れり尽くせり

なんにしても、ピカピカに晴れた最高の天気で何より。エイドステーションも至れり尽くせりで常に満腹状態でした。そしてビンテージ自転車を愛する、その道の「通」の方々は、みんさん楽しみ方をわきまえた紳士淑女ばかりで、勉強になりました。。。

ニッチなジャンルかもしれませんが、その世界での象徴的な、代表的なイベントが、毎年開催されるのは地元にとって素晴らしいことですねー。また参加しようっと。

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