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2019-05-23

[自転車記]第7回ハルヒル参戦記・大会当日

こんにちは。前回のブログ、榛名山ヒルクライム・前日編につづいて本題の当日編です。
といいつつ、自分としては大会参加のモチベーションが「本番前日に何を食うか、どこを観光するか」という方向にシフトしているので、ヒルクライムのレースシーンについては、特に触れることはありません。。。前回投稿でも書いたとおり、リザルト的には加速度的に失速しております。1分1秒のタイムなんて気にすんな、レースの前後をエンジョイしてこそのハルヒル、そんなポリシーでやらせていただいております。言い訳いろいろ考えて気持ちを なんとか持ち上げております。ご理解いただければ幸い。

さて。ハルヒルは第1回大会から参加していますが、ここまでのビッグイベントになるとは当初は想像もしませんでした。以前は前日の宿、お安いビジネスホテルが高崎駅前でも、よりどりみどりで選べたものですが、ここ数年は予約サイトで検索しても全然ヒットしない。一度泊まった安ホテルも(ハルヒルの時だけ?)値段が跳ね上がってしまって貧乏なワタシには辛い。。。そこでここ数年は駅前から離れ、橋を渡って高崎観音近くのビジネスホテル、その名も「高崎ビジネスホテル」を定宿としています。なんといっても「高崎ビジネスホテル」なのに「高崎 ビジネスホテル」でグーグル検索しても全然ヒットしないという、、、ビジネスホテルなのにご家族だけで経営しているという、、、そんな穴場のステキなお宿。あんまり教えたくないから、ここだけの話にしておいてくださいませ。。。

この高崎ビジネスホテルのご主人、毎度ハルヒルには参加されている自転車乗りで、大会当日は朝5時前にホテル玄関集合で、ご主人先導で会場まで自走エスコートいただける。高崎駅周辺からスタート会場までの街道は、毎年大渋滞で、道脇を自転車で通るのもちょっと危険なほどですが、ご主人列車に乗っかると、地元の人しか知らない(信号もあまり無い)裏道を選んで行くので、計ったようにちょうどギリギリのタイミングで大会会場に到着するのです。ところどころでご主人の牽引が強烈すぎて、千切れる参加者も多数、という微笑ましいエピソードもありますが。。。

ちょっと残念なことに、今年は毎年一緒に参加している仲間がこぞって、諸々の事情で参加できず。。。スタート前までの時間、結構待たされますが、仲間と無駄話などすることも無いので、大人しくトイレの大行列に並んで最後の軽量化をすませつつ、スタートを待ちます。しかしエキスパートクラスを筆頭に、速い人たちから順次スタートしていくので、タイムの遅いワタシらのグループはなかなかスタートが回ってこない。おそらく、ワタシらがスタートしたころ、先にスタートした先頭グループはゴールラインを切っていたに違いない。。。

突然ですが、ここで場面切り替わって、ゴール地点の榛名湖です。標高1080メートルです。ヒルクライムのレースシーンは振り返りたくないので、スタート地点から一気にワープいたします。レース序盤は「もしかしたらちょっとはイイ感じで走れてるかも?」と思ったりしましたが、間違いでした。コース中盤で早くも全ての力を使い果たし、命からがらゴールに辿り着きました。。。何度も書きますが、リザルトはベスト記録から10分以上遅れる大惨事でありました。。。
ゴール地点では先にゴールしたお仲間と落ち合って、記念撮影などオジサンの思い出作りタイム。しかし今年は終始曇り空で山の上の空気は冷たい。寒い。早く下山して、振る舞いのなめこ汁でもすすりたい。そんなところなのですが、ハルヒルは安全第一の下山オペレーションをモットーにしている(?)ため、参加者全員のゴールを待って、少人数のグループを作って下山の順番を待ちます。これが結構、というか、かなりの待ち時間。ちょっと辛い。最初に参加した時などは、コースの勾配がキツすぎる(ワタシのようなデブには激坂は天敵)し、やたら待たされるし、来年もう出ないわー、とか思ったものです。。。
しかし、一度参加して感じる、ハルヒルの神髄といいますか、素晴らしいところといいますか、「また来年も来なくては!」と思わせる所以といったら、下山の時にわかるのです。

ハルヒルには高崎の地元のみなさんが(何人いるのか数は知らない)ものすごい数でボランティアスタッフで参加されていますが、当日のコース上にも、立哨の係や給水所の係などなど、数百人単位でボランティアスタッフとして立たれていると思われ。。。その皆さんが、コースを下っていく参加者みんなに「ありがとー」「おつかれさまー」「気をつけて帰ってくださいねー」「また来年も待ってるよー」・・・絶え間なく声をかけてくださる。。。
コースの山の中、森林ゾーンを過ぎて、集落のあるあたりまで下ってくると、今度は地元にお住まいのみなさんが軒先まで出てきて、老若男女、ジジババも坊ちゃん嬢ちゃんも、一生懸命手を振ってくれる。。。ヤバい。。。涙腺が。。。涙でメガネが曇って前が見えないよー。。。と、まではいきませんが、グッときますね。胸が一杯になりますね。思わず「来年も来るよー」とか言っちゃって、毎年大嫌いな激坂コースを登りに行っている、というわけです。

ワタシ、自転車を買って、最初にサイクリングイベント「ツール・ド・ちば」というのに出た時に、沿道の皆さんがタダの一般人の冴えないオジサン(ワタシ)に「ガンバレー」とか声を掛けてくれるのに感激した(人から応援なんかされたことないので)のが、その後も自転車大会に出ようと思ったキッカケになったと思っているのですが、ハルヒルの下山にはそんなエキスが濃縮されて詰まっている感じでしょうか。。。ワタシが愛読している自転車ブログ「亀が無理してロードバイクに乗ってみた 通称 亀チャリ」で、まさに「その通り!」なレポートがありまして、ぜひご一読いただければ。。。

下山後は大盛況の高崎グルメ屋台でカロリー補給、物販屋台でワタシにしては珍しく自転車グッズを散財。定宿まで自走で戻り、前日見つけたステキ日帰り温泉で汗を流して、高崎駅より輪行帰京。高崎ビジネスホテルのご家族、お仲間の方々にも「また来年お待ちしてますねー」「来年またがんばって登りましょうー」とお声がけいただき、「ハイ、また来年よろしくお願いしますー」と言っちゃったんで、たぶん来年も出るんだろう、榛名山ヒルクライム。現地でお世話になった皆さん、久々に会った仲間の皆さん、お疲れ様でした。

恒例のフォトセッションをば。
榛名湖畔のレストハウスにいたワン公。こいつも手を差し伸べると牙を見せてきた。
下山への待ち時間は長い。。。振る舞いのキュウリとトマトと甘酒、感謝。
下山ルートで旗を振ってくれていたマダムの皆さんと記念に。ブログに出してイイですか?とか聞いてないけど。。。まあいいか。問題ありましたらご連絡を。
屋台の高崎「絶メシ」黄色いカレー。優しいお味で美味しい。ちなみにコレをいただく前にモツ煮丼を完食しています。
群馬の名店タキザワのブースにてライトスピードのフレーム10万円!安!!さすがに手が出ませんでしたが、2000円のホイールバッグ(2本用)とウェアメーカー・クラフトのブースで古いモデルだけど上級モデルのレーサーパンツが半額以下の7800円を衝動買い。散財してしまった。。。
さらば高崎また来る日まで。
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